携帯電話の契約については皆様の生活や考えが異なるため「これが一番!」とするのはなかなか難しいです。
私たちは、
- 第一にとにかく節約!
- そしてある程度快適に!
と考えて契約をしました。
皆様の参考になれば幸いです。
楽天モバイルの無料期間が終了してしまった
楽天モバイルは契約後1年間無料キャンペーンを行っていましたが、もう終了しています。
私と夫も契約していましたが、今年2月で無料期間が終わってしまいました。
いくら使っても無料という、まさに夢の期間でしたね。
そのため、次の乗り換え先を検討することにしました。
ですが、入金力に劣る私たち、毎月高額になりかねない携帯電話契約はとても大事なポイントです。
携帯電話に望むこと
携帯電話の使い方は人それぞれです。「たまに通話とLINEしかしない」というライトな方もいれば「ゲームをほぼ1日やってます」というヘビーな方までおられます。
では私たちが検討する条件を夫婦で話し合ってみたところ・・・
- 通話し放題
- 低速と高速の切り替えができる
- 容量をシェアできる
- ゲームや動画はスマホでしないのでギガはあまりいらない
なんとなくですが、このあたりが私たちが希望する契約内容かな、と思います。
プラスして、もちろんですが「安ければ安いほどいい」ですね。
安いだけで使えないレベルというのも困りますが・・・。
結論
結論としては、「楽天モバイル+IIJmio」の契約になります。
1年も前にケータイWatchのスタパ斎藤さんが書いていた記事のとおりの方法と同じです。
→月額400円で電話かけ放題のiPhoneを使えるってマジ?
(スタパ齋藤さん、懐かしいですね。)
必ずしも最安値ではありませんが、そこそこ信用性があって安い契約はコレかなと思います。
料金は、IIJmioのギガプランeSIMデータ通信のみ2GB 440円+楽天モバイルの1GB以内 0円の合計440円です。
この契約であれば毎月440円で、
- 通話し放題(楽天Linkであれば)
- 高速3GB(楽天1GBまで,IIJmio2GB)+低速3.6GB(360MBx10)はそこそこ通信できる
(IIJmioは現在1年間+1GBキャンペーンで、高速通信はさらに+1GB使えます。)
プランとなります。
それでは、条件別に見ていきましょう。
条件別に検討
通話し放題
やっぱり無料で通話し放題が安心です。
通話し放題はMNOで用意されています。MVNOでは用意されていません。
docomoのahamoだと、通話し放題+1200円(参考URL)
auのpovoだと、トッピングで通話し放題+1650円(参考URL)
Y!moblieだと、通話し放題+1870円(参考URL)
まあまあ高いです。5分無料とか10分無料で抑えるというプランもあるにはあるのですが。
ここで出てくるのが楽天モバイルの楽天Link使用での通話無料です。
→Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題
※楽天モバイルは、10分以内通話無料+1100円もあります(参考URL)
ですが、純粋な「通話し放題プラン」はありません。
楽天Linkの使い心地は・・・?
楽天Link使っていますが、正直、品質はサイコーかと言えば、ちょっとイマイチです。
LINEの無料通話よりは少しマシ程度で、ちょっと音声遅れますし、着信もなんだか不安定な時もあるし、信用度は80点くらいでしょうか。
ですが、仕事でも何とか使える感じですし、まったくダメダメな訳ではないので、安さとのトレードオフですね。
(余談ですが、この楽天Link、楽天モバイルのトップページから「分かりにくい場所、アピールしていない場所」に少しずつフェードアウトしています。私にとってはまあまあの品質でOKなのですが、楽天モバイルは推したくないのではないか、いずれ改悪するor無くしてしまうのではないかと危惧しています。)
低速と高速の切り替えができたほうがいい
低速と高速の切り替え、という単語は、MNO(docomoとかauとかSoftBankとか)を使用している方はなじみがないかもしれません。
MNOを使用している方は、「ギガを使い切る」と低速通信になってしまいます。なので、ギガ数の多い契約にするしかない。
これがほとんどです。
低速と高速を切り替えられるの機能があるのは一部のMVNO(格安SIM)で、すべての会社にあるわけではありません。各社で「低速モード」「節約モード」「ターボモード」などと名称が異なります。
特徴としては、
- 低速時はギガ数を消費しない
- 高速時のみギガ数を消費する
- 低速といっても、ものすごい低速ではない
といったところです。
高速低速切り替えスイッチが用意されているMVNOとしては、IIJmio、mineo、OCNモバイル、イオンモバイル、UQモバイルなどがあります。各社、少しずつ特徴があります。
低速時の特徴1 通信制限がある会社がある
IIJmioは3日間で低速366MBを超えるとさらに超低速にされてしまいます。
低速時の特徴2 通信速度が違う
mineo、OCNモバイル、イオンモバイルの低速モードは200kbpsですが、IIJmio、UQモバイルは300kbpsでちょっと速いです。
低速時の特徴3 バースト機能がある
バースト機能といって、「低速モードでも最初の数秒間だけ高速通信する」仕組みがあります。テキストのみであれば、結構早く読み込んでくれます。
各社付いているようなのですが、少しずつ仕組みは違うようで各社の技術力が試される機能となります。
各社公式ホームページの低速モードについての記載
IIJmio、mineo、OCNモバイル、イオンモバイル、UQmobile
今まで乗り換えてきたMVNO各社の感想
私たちが今まで使ってきたMVNO各社の印象です。
IIJmio
低速高速切替を初体験。アプリでカンタンに切り替えられるのがいい。低速モードとバースト機能がちょうどいい感じに考えられていて、ニュースアプリ程度なら読むことができる。
でも3日間で366MBは結構カンタンに超えてしまうので、超低速モードになった日は高速モードで使用。
mineo
IIJmioの3日間366MB制限が無いと聞き乗り換え。
200kbpsのせいか、IIJmioよりは少し遅い印象。また昼休み時間の遅さもIIJmioより体感あり。ですが、制限がないので音楽アプリなどで垂れ流しをする使い方もできた。
アプリやホームページでいろいろとフレンドリーな感じを出してくる。
OCNモバイル
バースト機能があるはずなのに、私たちの地区ではIIJmioとmineoよりもかなり遅く感じました。サブSIMとして1年間くらいは使いましたが、あまり使わず。
といった感想です。
mineoのパケット放題プラスも検討の価値あり
mineoはパケット放題プラスというオプションをしています。
これは、1.5Mbpsの速度で使い放題(正確には3日で10GBまでの制限あり)というオプションです。
最低使用料金はデータ通信2GB 880円 + パケット放題プラス385円 = 1365円となります。
低速モードでは満足できなくても、この速度であればほとんどの使い方で十分満足できると思います。楽天0円+mineo1365円、このプランもとてもオススメです。
こちらも真剣に検討しましたが、安さに負けて今回は多少不便ですがIIJmioにしました。
この最安値プランをするときの注意点
注意点としては、「eSIM設定できる機種が少ないこと」が挙げられます。
eSIMとは、物理的なSIMカードは無いものの、SIMカードと同じように扱えるSIMです。
IIJmioでは、eSIMのみとても格安なデータ通信プランが用意されています。
ですが、eSIMが設定できないスマホが結構多いです。
また、楽天モバイル+IIJmioのデュアルSIMに対応している必要があります。
例えば、私が使っていた楽天モバイルの楽天Handという機種はeSIMに対応していますが、デュアルSIMには非対応なので今回使えません。
eSIM可能+デュアルSIM対応の機種としては、
iPhoneであれば11~13、SEなら第2世代・第3世代などとなります。
Andoroidoであれば現状手に入りやすそうなものは、
AQUOS sense6、Xperia 10 III Lite、OPPO Reno5 A、OPPO A73
くらいしかありません。
選択肢が結構少ないですね・・・。
私は楽天Handを使っており大きさもちょうどいいので気に入っていたのですが、今回泣く泣くOPPO A73にしました。安いのしか買えなかったので・・・。
「今回の選択したプランは機種がかなり限定される」ということはご注意ください。
IIJmioのeSIMが契約できない場合、nanoSIMデータ通信プラン2GBであれば440円ではなく740円と大幅にアップしてしまいます。(それでも安いといえば安いですが。)
これなら先程紹介したmineoの1.5M使い放題プランの方がいいかもしれません。
契約してみた
検討したプランをさっそく契約してみました。
何回もMNPしてきたので慣れたもので、カンタンにできました。また、昨年くらいから各社解約料金などを取らなくなっていますので、余計な手数料もかかりませんでした。
久しぶりに契約したIIJmioですが、みおぽんアプリで高速低速を簡単にスイッチできることも変わっていませんでしたが、今はMyIIJmioというアプリを使う方がいい(後述しますがシェアする場合必須)です。当初は不具合だらけだったようですが今は比較的安定しています。
低速モードはやっぱり遅い!笑
遅いですが、ニュースサイトなら何とか見ることができます。画像やYou Tubeは厳しいですね。そして、ちよっと長時間使っているとすぐ3日間360MB超えてしまいます。超えてしまうと超低速になるのでこうなると何もできません。
まあでも、まあまあ快適に過ごせてます。
これでいいと思っていたのですが、失敗したことがあるので記載しておきます。
下調べ不足!その1 シェアができない
いろいろ調べて契約したつもりだったのですが、失敗を2つしてしまいましたのでご紹介。
1つ目の失敗はデータシェアについてです。
データシェアをするためには、「2つの回線契約が同じmioIDでする必要がある」ことが分かりました。
これ、少し分かりにくいんですが、IIJmioで契約するとmioIDなるものが作られこれを元に支払いをします。
で、1つの「mioID」で複数の「回線」を契約をすることができます。
この「回線」は「違う名義」でも構いません。実際に使用する人の名義にすることができます。「mioID」を契約した人がまとめて支払いをします。
私は夫と2つのmioIDにしてしまったため、シェアできないことが分かりました。
ですので、契約したばかりですが、泣く泣く1度解約することにして、その後で夫のmioIDで私名義の回線を作成しました。
これは気づきませんでした。どんな形でも設定すればシェアできると思っていました・・・。
下調べ不足!その2 エントリーパッケージを使えばもっとおトク
次に失敗の2つ目ポイントです。
IIJmioは契約料が通常3300円かかります。
しかし、Amazonなどで購入できるエントリーパッケージであれば350円しかかからないのです。
↑コレです。
これを事前に購入せずに普通に契約してしまいました。
大損じゃないですか・・・・。
エントリーパッケージといっても複雑なものではなく、メールで文字列が届くだけのもので、簡単です。
データ通信eSIM契約であればSIMカードも送られてこないので、送られてくる書類も何もないことになります。
一昔前なら考えられないお手軽さです。
どうしてこの存在に気が付かなかったんでしょう・・・。あなたもIIJmioを契約する際は一旦Amazonなどでエントリーパッケージを購入してください。
メールで届いた番号を新規契約時に入力すれば格安で契約できますので、ぜひ利用してください。
結果的には夫婦ともに最安プランに
というわけで、一旦解約して再契約をしました。今度はちゃんとAmazonでエントリーパッケージ購入しました!
さっそく各種設定して利用を開始しています。
MyIIJmioを使用してのシェア設定も簡単です。
MyIIJmioですが設定で「夫のスマホには2つの契約両方表示」「私には私の1つの契約のみ表示」といった設定をすることができ、まあまあ分かりやすいです。
(高速通信と低速通信を今日どれだけ使ったのかは少し分かりにくいですが・・・。)
長年利用していた「みおぽん」アプリはシェアの場合は使えません。高速通信ON/OFFはおそらく使用できていますが、残量表示が正しく表示されません。仕方ないのでMyIIJmioアプリを使いましょう。
結果的には、夫婦とも「楽天+iijmio」契約となりました。
楽天モバイルは1GBまで高速通信無料、IIJmioのデータ通信eSIM2GBはキャンペーンで1年間+1GBとなっています。
夫婦合わせて、
・高速通信 8GB(楽天無料分1GBx2人分+IIJmio(2GB+キャンペーン分1GB)x2人分)
・低速通信 7.2GB(360MB x (30日÷3) x 2人分)
・通話し放題(楽天Linkを利用)
という契約を、
月額440円×2人=880円で実現しました。びっくりするくらい安いですね。
乗り換えてみた感想ですが、今のところ特に不満は感じていません。
私は、ほぼ家にいる(正確には病状悪く体調不良で寝込んでいる日が多い)ことから、あまり通信を使うことはなくWi-Fiで十分ですが、それでも安い。
固定費は安いに越したことはありません。
超ケチケチ契約ですが、そこそこは使うことができます。
今、契約する場合、最安値は私たちのやり方 楽天モバイル+IIJmio(月額440円)で、かなり快適を求めるなら 楽天モバイル+mineo(月額1365円) がいいのではないかなあと思います。
mineoも以前使っていましたが、そこそこ使い勝手は良かったです。
そして、IIJmioもmineoもエントリーパッケージがあります!契約するときには忘れずに購入してください。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。