楽天モバイルが0円で使えなくなる
本日、2022年5月13日、楽天モバイルがプランの変更を発表しました。
最大のポイントは、0円の部分がなくなることです。
「Rakuten UN-LIMIT VII」への自動移行のお知らせ
変更は2022年7月1日。
それから2か月は従来プランのままの料金、さらに2か月は全額ポイント還元で10月末までは実質今までと同じ0円運用可能です。
それまでに、どうするか決めなければなりません。
我が家は夫婦で楽天モバイル+IIjmioを契約で1人あたり440円、夫婦で880円で毎月携帯電話料金が済んでいました。これは困った事になりましたね。
今後どうするのか、取り急ぎ検討してみました。
今日、発表があって数時間で記事を仕上げたよ!
とりあえず思いついた今後のプラン
とりあえず思いついた今後のプランです。
どうしても楽天Linkを使い続けたい場合
・楽天モバイルのみにして継続 1,078円 3GB
楽天Link無料通話も継続できますが、3GBを超えると2,178円になります。
楽天モバイルから乗り換える場合
次に、「楽天Linkでの無料通話はあきらめる」として他社の有力プランを見ていきましょう。
とりあえず名の通った大手MVNOから選んでみました。
・IIJmio 850円 2GB (1年間はキャンペーンで3GB)
・mineo 990円 1.5Mbps (昼1時間は除く)
・OCN 550円 500MB 無料通話10分
・povo 0円 0GB 条件あり
パッと思いつくのはこのくらいです。
平素から「おトクな料金プランはどれかな~」と調べているので、有名どころならすぐにわかります。
なにも考えずに契約するほうが人生ラクかもしれません。
通話はいずれも30秒間22円かかります。
G-Callで30秒8円なども検討したほうが良いかもしれませんね。
デュアルSIMで契約する場合
他にも、今の契約を活かすとしたらデュアルSIMで以下のようなプランもいいのではないかなと思います。
・「データ通信」は、IIJmio eSIMプラン 440円 2GB (1年間は3GB)
これに加えて、
・「通話・SMS」は、povoにする
この契約も、安くて比較的安心して使えそうです。
通話の部分はpovoではなくOCNモバイルを選ぶという選択肢もありますね。
では、さらに詳細に検討していきましょう。
案1 楽天モバイルのみにする
楽天モバイルのみでは電波が届かない
私たちが住んでいる地域では楽天モバイルの電波が届かないところがあります。
ですので、SIMを2つにして、IIJmio(NTTdocomo網)で補完している部分がありました。
ですので、いきなりですが「楽天モバイル契約のみにする」は実用性に乏しく候補から外れます。
楽天Linkで無料通話ができていたので、離れるのは忍びないですが無料通話は諦めるしかなさそうです。
楽天Linkは0円なのですが、着信が不安定だったり通話品質がイマイチなので、「やっぱり0円は無理だったのかなあ、お別れ時なのかなあ」とも思います。
現に楽天モバイルの今日の記者会見の記事を見ているこの画面。三木谷氏は「サービスレベルもかなり上がったという風に思っている。」らしいんですが、「楽天モバイル圏外」です。
Wi-FiとIIJmioの補完があって、やっと使えているレベルなんです。
料金が確定しないので安心感がない
また、今まではIIJmioでデータ通信をしていることにより、2GB(440円)か、4GB(660円)の料金で確定していました。
これにより「月々にかかる料金がはっきりしている」という安心感がありました。
楽天モバイルのみ契約になると「毎月3GB超えたらどうしよう」とドキドキし続けないといけないので安心できなさそうです。
落選:楽天モバイルのみにする
案2 楽天モバイル以外を検討する
改めて有名どころを記載してみます。
・IIJmio 850円 2GB (1年間はキャンペーンで3GB)
・mineo 990円 1.5Mbps (昼1時間は除く)
・OCN 550円 500MB 無料通話10分
・povo 0円 0GB 条件あり
それぞれに利点があります。
まず、IIJmioとmineoとOCNはdocomo網、povoはau網なので、楽天モバイルよりもつながる範囲が広いので安心です。
これだけでも、楽天モバイルから乗り換える理由になります。
次に、各社の特徴を簡単に上げていきます。
IIJmioの特徴
「きちんと容量が決まっている中ではかなり安い」
「低速モードは3日で366MB超えると制限がかかる」
今実際に使用していますが、この制限がけっこうキツイです。すぐ超えてしまい、ちょっと使い勝手悪いです。大きめのプランを選んだ方がいいかもしれません。
また、キャンペーンが結構充実しているものいいですね。1年間は+1GBキャンペーンしているので、お得感が強いです。
また、「通話定額5分オプション月額500円→90円」1年間キャンペーンもしており、こちらを付ければある程度は通話料もかからないと思います。
mineo(マイそく)の特徴
「1.5Mbps通信し放題とユニークでほとんどの通信は充分」
「3日で10GBを超えると制限がかかることがある」
「高速モードはなく、使いたい場合は1回24時間330円追加料金」
「平日昼12時-13時は超低速32kbpsになり使うのは難しい」
今回は高速ではないけれどある程度の速度が出る「マイそく」プラン一択で検討します。
mineoも以前契約していました。10GBの制限は超えることはほぼなかったです。
お昼休みの時間にあまり使わない人であれば料金固定で安心して使えるプランだと思います。
OCNモバイルONEの特徴
「高速500MBでは550円と最安」
「無料通話も10分間だがついてくる」
他社にない500MBプランがありとても安いですが、さすがに500MBでは足りません。
3GBでも990円(ただし500MBで付いていた無料通話10分は付かない)ですのでこちらも候補に入ります。
(また、OCNは店頭キャンペーンでとても格安でiPhoneを購入できることがあります。)
povoの特徴
「条件はあるが0円で運用可能」
「トッピングしないと高速通信は0GBとなり、通話専用になる」
povoは今回紹介する中で唯一契約したことがありません。
契約だけなら料金は0円というのがユニークで、この状態だと低速通信しかできず、ほぼ電話の発信・受信しかできません。
各種トッピング(例えば高速通信30日間3GB)を追加していく形式です。
au網ですし、おそらく楽天モバイルよりは繋がりやすいでしょう。
また、「0円運用」の条件もそんなに厳しくなさそうなので、他社と組み合わせるといいかもしれません。
povoを0円運用する条件は結構カンタン!?
povoは基本料金0円ですが、0円で続けるには少し条件があります。
povoを0円運用するには、
「180日以内に有料トッピングを購入する」
または、
「180日以内の従量通話料とSMS送信料の合計額が660円を超える」
のどちらかが無いと利用停止されてしまいます。
トッピングの購入を一定期間実施しなかった場合、どうなりますか?(povoサポートページ)
6か月で30分以上通話すれば660円超えますので、メインのSIMとして使用すれば、すぐ達成できそうです。ほぼ0円で使い続けることができるでしょう。
また、メインのSIMでない場合でも、有料トッピングで一番安いものは220円ですので、180日に1度220円支払えば使用し続けることができます。1年で440円と考えれば安いものです。
案3 デュアルSIM可能なら最安はpovo+IIJmio
ここまで書いてきましたが、最安のプランは今のところpovo+IIJmioのデュアルSIMなのかなあと思います。
IIJmioのデータeSIMの最安値は2GBで440円です。
povoを通話のみ使用する場合は0円です。
つまり、
IIJmioでデータ通信をする+povoで通話をする
ことで、
無料通話(楽天Link)はなくなるが、440円運用を継続できる
のではないかなあと思っています。
前の記事にも書きましたが、デュアルSIM(かつeSIM)できる機種は限られていますので、きちんと機種を選びましょう。
結論
無料通話を続けたい→楽天モバイル 1,078円
メリット:楽天Linkで無料通話できる
デメリット:楽天Linkは通話品質イマイチ、楽天モバイルは電波状況がイマイチ
最安値運用したい→IIJmioデータeSIM+povoで440円
メリット:とにかく最安値、au網とdocomo網のいいとこどり
デメリット:povoの0円運用条件に注意、IIJmioの低速制限に注意
(1年間はキャンペーン2GB+1GBで3GB、1つ上の4GB+1GB=5GBプランでも660円と充分に安い)
そこそこ安心運用したい→mineoマイそく 990円
メリット:ある程度の速度がずっと出る、制限もきつくない
デメリット:お昼休みにスマホ使いたい人は無理(超低速)
とりあえず、楽天モバイルの発表を受けて数時間で考えたのはこのくらいです。
いつもおトク情報を考えている(ドケチとも言う)ので、すぐにこのくらいは思いつきましたが、さらに10月末までに検討していこうと思います。
各社、楽天モバイルから市場を取り返そうといろんなキャンペーンしてくれないかなあと期待しています。
なお、以前の記事にも書きましたが、IIJmioとmineoを契約する際は、エントリーパッケージを購入すると契約料がかかりません。
(3,300円が350円で済む)
私は失敗して購入を忘れていましたので、皆さんはぜひ購入してから契約しましょう。
追記
「秋までにゆっくり決めたらいいかあ~」
「今日発表があったばっかりだし」
「え。」
この記事の続き→楽天モバイルをMNP/解約する方法