このサイトで少し人気の出てきた「書評」です。一冊づつ紹介していきたいと思います。
私は本が大好きで、今回の本は題名で想像した内容と違っているのがおもしかったです!
題名から想像した内容と実際の内容
題名からは「ちょっとお硬い仕事のお話」だと思っていました。
ところが、実際の内容は「大切なのは仕事の内容だったり、仕事をしている自分が大事」と思わせる内容でした。
仕事・職種の重要さ(医者とか公の仕事とか)が第一なのではなく、仕事をしている自分自身を大事にしよう!という内容だったのです。
仕事とどう向き合う?
主人公は、コンビニでアルバイトをする1人の人間。
ただただ、毎日、同じことの繰り返し。
給料をもらっているから。ご飯を食べさせてもらっているから。ちょっと違うんだろうなと心の中で葛藤が起きてはいるが、同じことの繰り返しでも続けていく毎日。
「毎日同じことの繰り返し。」そう感じるのは、仕事をしている人も、主婦も学生も同じである。
しかし、この書籍の主人公は、
- コンビニ店員であることを誇りに思い、ただ毎日を同じように勤務するだけではなく、どのように動けば、どうお客さんと接していれば、お客さんが、満足してコンビニから帰るか?また、訪れて来てくれるか?
を日々考えて、コンビニを愛し、生活し、また、コンビニでの仕事を楽しく、完璧にこなしていきます。
自分に自身を持つ
実際、私も勤務経験がありますが、丁寧な言葉使いで接していても、言葉遣いが悪いと言われたこともあります。
相手側の愚痴のはけ口を自分に対して吐かれ、腹立たしく思っていても、なんでも無いよ!という顔をしていると、ニヤケ笑いが腹立たしい等と言われます。
同じことの繰り返しでも、やっと入った、やっとなれた社会人としての証を持ったことで、割に合わないなあと思わされながらも仕事をしていました。
お給料を頂いているなら、我慢我慢と仕事をしてきました。
私は、この書籍の主人公のように何が有っても、コンビニ以外ない。と言えるほど仕事や家事を行えていた!現在ならいるだろうか?
そう考えながら次へ次へと読んでいくと、この主人公のストイックな姿勢に惚れ込んでしまいます。
惚れ込んでしまうと言う言葉だけでは、不自由分だとは思います。(同じく読んだ読者の方からも違うよと言われそうですが、)真面目にコツコツ仕事に打ち込むってこんなに価値のあるものだと考えさせられる書籍だと思います。
この書籍を読んだ後は、不平不満はどこへやらで、
「よし!自分も、周りの人の目なんて気にせず、打ち込める何かが有れば、もっともっと自信を持っていいんだ!頑張れている!いいぞ!」
と言うスッキリとした気持ちになれることでしょう。
以上「コンビニ人間」の書評でした。
みなさんも、自信を持っていいんです!