以前の記事”【損益分岐点は180万円】三井住友カードプラチナプリファードで投資するべきか”
で、
「プラチナプリファードを作成する意味はあまり無い」とお伝えしました。
2023年3月1日から
「三井住友カードOliveフレキシブルペイ プラチナプリファード」
という早口言葉のようなカードが誕生しました。
こちらを契約する価値はあるでしょうか?検討してみました。
三井住友が社運をかけて始めた「Olive」
Olive、テレビやネットの広告でも頻繁に見かけます。
このOliveフレキシブルペイとは、三井住友グループが社運をかけて始めた新サービスで、1つのアプリと1枚のカードで「三井住友銀行の口座情報、三井住友カードのカード情報」どちらも見られるのが特徴です。
三井住友カードゴールドNLが大人気ですが、”この勢いを活かして三井住友銀行の口座数も増やしてしまおう!”という姿勢が見え隠れします。
カード自体の特徴は三井住友カードと同じで、「通常、ゴールド、プラチナプリファード」の3種類があるのも同じです。
還元率も同じで、
- 還元率はゴールドNLが0.5%、プラチナプリファードが1%
- 100万円使用すると1万ポイント貰える
プラチナプリファードはさらに400万まで100万円毎に1万ポイント(最高4万ポイント)貰える - SBI証券で積立投信するとゴールドNLが1%、プラチナプリファードが5%還元
このあたりの特徴はそのままです。
今だけ年会費無料のため契約するだけでオトク
このOliveフレキシブルペイのプラチナプリファードですが、なんと今だけ「初年度年会費33000円が無料」です。
1年後に次の年会費を払うかどうか判断すればよいだけで、作成するだけでおトクです。
加えてプラチナプリファードはSBI証券で積立投資すると「5%も還元」されます。
つまり、
- Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードを作成する
- SBI証券で毎月5万円クレジットカード積立の設定をする
- 毎月5万円x5%=2500円分のポイントが付く
年間なら2500円x12=3万円分のポイント
わが家の場合、夫婦それぞれ作れば二人分の年6万円分のポイントが付きます。
今だけに限れば「作って投資するだけでとにかくおトク」「作らない選択肢がない」状態です。
が、Oliveにはデメリットもあります。
デメリット1 引落口座は必ず三井住友銀行
Oliveは三井住友銀行と三井住友カードのどちらの機能も合わせたアプリ、カードであるというのが売りです。
引き落とし口座は三井住友銀行に限定されています。
(普段から引き落とし口座が三井住友銀行の方には関係ありません。)
三井住友銀行自体に金利が良い・振込回数が多いなどの利点はあまりないので、この点は気になります。
三井住友銀行を普段遣いしていないのならば、新規に作成した三井住友銀行の口座にカード使用分を毎月振り込まないといけなくなります。
デメリット2 家族カードが作れない
もう一つのデメリットは口座と連携していることから、家族カードが作れないことです。
妻が別に審査を受けてOliveアカウントでカードを作ることは可能ですが、同じ引き落とし口座にすることはできません。
わが家のように家族カードを作っていて、支払いの引落し口座を1つにしている人は向きません。
家族がいる人は普段遣いに向かない
Oliveのプラチナプリファードは普段遣いでポイント還元が1%と、楽天カードと同じでとってもおトクなカードですが、先程紹介した欠点「家族カードが作れない」がちょっと問題です。
三井住友カードゴールドNLや三井住友カードプラチナプリファードは「100万円使うと1万円ポイントプレゼント」という特典があります。
※SBI証券の5万円投信購入などは集計から除かれます。
わが家は、家族使用分と合わせて使用すれば100万円は何とか超えられるかもしれませんが、一人で100万円使うのはなかなか大変な気がします。
それに、プラチナプリファードはゴールドより上の特典として
「200万円使用だと2万ポイント、300万使用だと3万ポイント、400万使用で4万ポイント」
貰えます。
こちらについても単独で使用すると貰える可能性が低くなります。家族で支払って協力したいです。
※ゴールドは「100万円1万ポイント」一回のみです。
ですので、私は次の解決策を使うことにしました。
解決策 普段遣いは三井住友カードゴールドNLを使う
その解決策とは
「積立投信はOliveプラチナプリファードを使う、
普段遣いは三井住友カードゴールドNLを使う」
という方法です。
三井住友カードゴールドNLは0.5%還元ですが、100万円使用で1万ポイント貰えますので、「100万円使用すれば実質1.5%還元」と言えます。
まとめると、
- プラチナプリファードは1%還元、ゴールドは0.5%還元
- どちらも100万円使用で1万円ポイント追加で貰えるため、100万円達成すればプラチナプリファードは実質2%還元、ゴールドは実質1.5%還元
- 普段遣いをどちらにするかは、家族カード使用で家族と一緒なら100万円に到達できるかで判断する
- 自分一人で100万円達成できるならプラチナプリファードを普段遣いでOK
一人では達成できない&家族と合同で100万円達成できるならゴールドを普段遣い
となります。
というわけでわが家は、
- Oliveのプラチナプリファードを契約
(1年後に続けるかどうかはサービスで検討) - 積立投信の設定はプラチナプリファードで5%還元
- 家族カードが無いOliveでは100万円超えられそうにない
ので、
三井住友カードゴールドNL+家族カードで年間100万円 実質1.5%還元を目指す
でがんばります。
初年度年会費無料ですので、とにかく作って設定するだけでおトク状態です。
まだ作っていない方はぜひ作ってみて下さい。
[追記]実際に届いてみての記事も書いてみました。
[追記]夫名義は普通に作成できましたが、私(主婦)名義で作成したところ、クレジット機能無し(限度額無し!0円!)のプラチナカードが出来てしまいました(泣)