【2025年9月第2週】米国株とドル円まとめ|雇用統計が弱く利下げ期待が高まる?

こんにちは、しろーです。
ここ最近の米国市場や為替の動きをチェックして、家計や投資の参考にしていきましょう。

目次

S&P500は史上最高値圏をキープ

(Yahoo Finance)

(Yahoo!Financeより)

今週のS&P500は堅調に推移しました。

週の前半からじりじり上昇。
木曜日には一時6,500ポイントを超え、史上最高値を更新
その後やや反落したものの、週単位では+0.33%とプラス圏で終えています。


ドル円の動き

為替市場ではドル円が一時149円まで円安に振れましたが、金曜日の雇用統計を受けて147.4円まで戻しました。

結果的に週次では約0.24%の円安となっています。
年初来で見ても比較的安定したレンジ内での推移が続いています。
ヨコヨコで安定していると言えるでしょう。

海外旅行や輸入品を買う人には痛い円安。
でも、米国株投資をしている人にはプラス材料になっていますね。


米10年金利が低下、逆イールドは続く

米国の長期金利(10年国債利回り)は雇用統計後に急低下。
これは「景気が減速しているのでは?」と市場が見ているサインです。

さらに、10年国債と3カ月国債の利回り差(逆イールド)も依然としてマイナス圏
歴史的に見ると不況の前触れとされることが多い指標です。

わずか-0.02%と言えども、早く解消して欲しいところです。


債券・金・ビットコイン 安全資産にお金が集まる

長期債ETF(TLT)、金ETF(GLD)、ビットコインも週次で上昇しました。
「株が高値圏にあるうちに、ちょっと別の資産に逃がしておこう」という投資家心理が見えてきます。


雇用統計と求人件数が弱い → 利下げ期待アップ

今週最も注目されたのは米国の雇用統計です。

非農業部門雇用者数はわずか2.2万人増と市場予想を大きく下回りました。
労働市場の減速感が鮮明になったことで「FRBは利下げに動くのでは?」という見方が一気に強まりました。

ただし同時に「景気が弱っている」裏返しでもあるので要注意です。


ISM指数:製造業は弱い、サービスは持ち直し

ISM製造業指数は50を下回り縮小傾向。一方で非製造業(サービス)は予想以上に堅調でした。
「モノ作りは厳しいけど、サービス業はまだ元気」といったアメリカ経済の二面性が見えてきます。


FOMC見通し(利下げ確率)

CME FedWatchによると、9月17日のFOMCで利下げが行われる確率はほぼ100%。
さらに年内にもう1〜2回の利下げを見込む声も増えてきました。


投資家心理は落ち着きモード

恐怖指数(VIX)は15ポイント前後で安定。

投資家の集団心理・加熱感を示すCNN Fear & Greed Indexは「中立」圏まで戻っており、市場は落ち着きを取り戻しています。


グローバル市場の動向

今年は米国以外の市場も存在感を見せています。
特にドイツ・ブラジル・中国はドル建てで30%以上の上昇と好調。
一方で、インド市場は停滞感が強まりました。


日本の実質賃金

7月の実質賃金は7カ月ぶりにプラス転換しました。

ただしボーナス要因が大きく、全体としては依然として厳しい状況です。

厚労省の毎月勤労統計

(厚労省の毎月勤労統計調査より)


まとめ:今こそ“いつも通り”の投資を

今週の米国市場はS&P500が史上最高値圏を維持しつつ、
雇用指標の弱さから利下げ期待が一層強まる展開となりました。

短期的には上下しますが、インデックス投資を続ける人にとっては
「上がれば資産増、下がれば安く買える」
というだけの話。

皆さんも、
✅ 相場に一喜一憂せず、淡々と積み立てる
✅ 為替や金利の動きは「家計にどう影響するか」を意識する
この2点を大事にしていきましょう!

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