このサイトで少し人気の出てきた「書評」です。今回も、私自身が読めていなかった青山美智子さんの作品を紹介したいと思います。
神様当番? 気づいた時からお当番のはじまり。
「お当番さん。みーつけた!」
とあるバス停に訪れる奇跡?というか神様との出会い?によって、自分の生き方が変わっていく。
神様がそうなりたいから、勝手に人の体を借りて、勝手に行動するようにも見えますが、本を読み進めていくうちに、実は自分がその道を歩きたかった!その方法を選びたかった!そういう行動を取りたかった!そういう生き方をしたかった!と読者でありながら、登場人物ひとりひとりになった気になりながら、読み進めていける書籍です。
むやみやたらに勝手なことを次々させるのかとヒヤヒヤするのも最初だけで、同じ現象が起こった仲間がいたら、あなたもですかと仲間意識が生まれちゃったりしています。
実際、自分にお当番が来た時、焦って今までにない行動を撮る自分に驚いたり、感動したりするのかも知れません。
でも、私自身は、やっぱり変な行動を取っていないようで、自分自身は「絶対変なことしてる!」と脇汗だらだら、額も汗だくで、落ち着かないだろうと思います。
こんな神様見たこと無い
この書籍に出てくる神様は、ある姿という、今まで神とは!偉大なる賢者とは!と昔ばなしや現代の偉い権力者は、神々しい感じを想像すると思いますし、そういう姿で現れてきました。が、明らかに全く異なります。
でも、この書籍の神様は、登場人物たち(私が)が「えっ!」って思わず言ってしまうくらい、お茶目で軽やかで、親しみやすい神様です。
もしかしたら、神様って本当は、触れてはいけない、高い場所から見下ろしているような姿ではなく、疑問に思ったことは、「これってどういうことですか?」と聞くこともでき、神様も、「そうだなあ。こういうことかもしれないねえ。」とかなりくだけた感じで会話のできる姿なのかも知れません。そうあって欲しいと今まで思っていたけど、そういうふうに表現されなかっただけなのかもと思わざるを得ません。(笑)
何が大事かを問う
神様から、お当番を頼まれたら、「困ったな。自分には行動力もないし。」と悲観することは有りません。誰しも弱い部分(短所)と強い部分(長所)があります。足りないところは、長所で補えばよいのです。また、自分だけではどうにもならないと思うなら、助けを求めても良いのです。ただ、人任せにするのでなく、助けであり、ちょっと背中を押すだけの力を借りるということです。行動して、結果を出すのは自分です。
スティーブ・ジョブズもこう言っています。
「ベストを尽くして失敗したら、ベストを尽くしたということさ」
失敗を恐れ、何もしないで怯えるよりとにかく全力で取り組むこと。それこそが、次への大きな原動力になります。
自信を持つこと。大事ですよね。
周りをよく見て!自分を見てくれている人は必ずいます!行動して失敗しても大丈夫!