「SBI証券にNISA口座を変更するのは簡単なの?」
「SBI証券にNISA口座を変更するのは何日くらいかかるの?」
このような疑問に対する私の経験談です。
今年までは楽天証券でNISA口座を開設していました。ですが、保有ポイントが廃止されたことから、今後NISA口座はSBI証券で開設すべきです。
来年からSBI証券でNISAを使えるように、変更手続きをしました。
NISA口座の選択は資産形成にとって大切なポイント
金融庁のサイト「NISAとは?」がよくまとまっています。さすが金融庁。
要は、
- 日本人はあまり投資をしていない
- 年金だけでは生活費が足りないことが想定されるのでもっと投資をして欲しい
- そうだ!投資でかかる税金(約20%)をある程度の額までは非課税にしよう!
という枠がNISAとなります。
NISAには「通常NISA、ジュニアNISA、つみたてNISA」の3つがあります。2024年からは「新NISA」として少しシステムが変わります。
それぞれ「年間投資額」や「投資できる年」「非課税になる年」が異なります。
ある程度制限があり、
- NISA口座は一人1つしか持てない
- NISA口座は銀行・証券などでいずれか1つしか持てない
という制限があります。
そのため、
- よく郵便局や銀行で勧められるが、「証券会社」でNISA口座を作るべき
- さらに、手続きがしやすく手数料の低い「ネット証券会社」でNISA口座を作るべき
となっています。
先ほど言ったように「一人1つしか口座を持てない」「1度作るとかなり長期間に渡り投資し続けてくれることが期待できる」ことから、各社熾烈な争いを繰り広げており、いろいろなキャンペーンをしています。
また、NISA口座の枠の特徴は、
- 1月1日から12月31日までが1年扱いである
(なので10月に開設すると10月~12月の3ヶ月間が枠を使える期間となる。できるだけ枠いっぱいまで使う方がおトク) - 1年間は証券会社を変更できない
- 証券会社は契約変更しないと次の年も自動的に設定した証券会社になる
- 証券会社を変更したい場合は10月~12月に次年度の証券会社に変更する手続きをする必要がある
などとなっています。
変更したいなら、今の時期がチャンスということですね。
楽天証券は保有ポイントが付かなくなった
私はずっと楽天証券でNISA口座を運用してきました。
楽天ポイントが好きでしたし、楽天証券が今も一番使用しやすいと思っています。
しかし、楽天モバイルの赤字がひどいためか、楽天証券は改悪で保有ポイントが付かなくなりました。
現在は、一定の金額到達時のみポイントが付与される仕様に変更になっています。
参考リンク 残高達成でポイントプレゼント(楽天証券HP)
例
・月末時点の残高が、はじめて10万円に到達した場合 10ポイント
・月末時点の残高が、はじめて100万円に到達した場合 100ポイント
・月末時点の残高が、はじめて500万円に到達した場合 100ポイント
このように、残高がある程度になった時に「1度だけ」ポイントがもらえます。
うーん。ショボすぎる・・・。
SBI証券はポイント数は少なくなったものの保有ポイントがある
対してSBI証券は、貰えるポイントは少なくなったものの、今も保有分に応じたポイントがあります。
通常銘柄は0.2%となり、インデックス投信などの手数料の低い銘柄ついては0.02%~0.1%となります。
参考リンク 投信マイレージサービスポイント付与率(SBI証券HP)
それでも、もらえないよりはマシです。
これから長い間、たくさんのお金を管理してもらう予定の証券会社です。ポイントが付くほうに乗り換えておいた方が良いでしょう。
NISA口座の金融機関変更手続き
いざ変更しようとしても、はじめてのことで変更手続きが分からない方が多いと思います。
SBI証券のホームページに変更手続きについて詳しく書いていました。
なるほど。とりあえず最初に楽天証券に変更の手続きをしないといけないみたいです。
さっそく手続きしましょう。
楽天証券での手続き(勘定廃止通知書の請求)
楽天証券HPにログインして、
『NISA つみたてNISA』をクリック
『口座開設・区分変更』をクリック
『NISA・つみたてNISA口座申込/受付状況』の『他の金融機関へNISA口座を移す』をクリック
すると、楽天証券のNISAページに「金融機関変更の申込みを承りました」と表示が出て、あとは「勘定廃止通知書」が届くのを待てば良いです。
SBI証券での手続き(NISA口座開設届出書の請求)
SBI証券のページから、NISA申込書類の書類請求をします。
こちらは楽天証券から書類が届く前にできますので先にしておきましょう。
「NISA」をクリックして、「NISA口座金融機関変更」をクリックします。
書類請求は割と簡単です。
この際に、次の3つの書類を用意しておくよう表示が出ます。
- 勘定廃止通知書または口座廃止通知書(ご利用中の金融機関が発行)今回なら楽天証券から届く書類
- 本人確認書類のコピー
- マイナンバーカードまたは通知カードのコピー(必要な場合 今回は必要ありませんでした)
本人確認書類について事前に準備しておくとスムーズでしょう。
楽天証券から書類が届いた
数日で勘定廃止通知書が届きました。
SBI証券から書類が届いた
こちらも数日で届きました。
無事に手続き完了
届いた書類を返送します。
- 楽天証券から届いた勘定廃止通知書
- SBI証券から届いた非課税口座開設届出書に署名をする
- 本人確認書類のコピー書類
(先日購入したbrotherのプリンタで読み込みしました。なかなか快調です。)
これをSBI証券に返信すればOKです。
どのくらいの日付がかかった?
1日目 | 書類を郵送 |
5日目 | SBI証券のサイトに「金期間変更によるNISA口座開設完了のお知らせ」と表示 |
15日目 | SBI証券のサイトに「金融機関変更によるNISA口座開設申込完了」と表示 |
15日かかりました。
注意点としては、三井住友カードゴールドNLのつみたて設定は「前月10日が申込み締切日」です。
ですので、今回は1月分については間に合いません。
つみたてNISAは年間40万円までで毎月33,333円までしか設定できませんので全額を三井住友カードゴールドNLでつみたてはできなくなります。
とりあえず、これで来年からはSBI証券でNISA口座の取引ができます。