Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードの損益分岐点はいくら?
三井住友銀行が推しているのが「Oliveフレキシブルペイ」です。
こちらは「ノーマル・ゴールド・プラチナプリファード」の3種類があり、それぞれ三井住友カードの同名3種類と似たような見た目をしています。
特徴は、
- 初年度年会費無料なので気軽に作成できる
- SBI証券で積立することでゴールド1%、プラチナプリファード5%のポイントが還元される
つみたてNISAに向けて投資機運が高まっていて、とってもおトク - 引き落とし口座が三井住友銀行に限定される
となっています。
特に「積み立て投資でポイントが付く」のはかなり強い利点で、人気となっています。
プラチナプリファーの5%還元はスゴイですが、年間33,000円の年会費がかかります。
ここで気になるのが「損益分岐点」です。
どこまで使用額があればおトクになるか、ですね。
プラチナプリファードの損益分岐点は180万円
結論は、損益分岐点は「年間180万円以上を決済する人」となります。
さらに「年間200万円以上決済する人はかなりおトク」となります。
以下に、その理由を説明していきます。
前提として「毎月積み立て投資」できる人がおトクになる
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードは「年会費33,000円かかる」にも関わらず、人気のカードです。
2色用意されています。
その1番の理由は「SBI証券にクレカで投資するだけで大きなポイントが付く」からです。
その還元率、なんと「5%」!
月5万円(2,500ポイント)までという制限はあるものの、12ヶ月ずっと5万円積み立てすると「30,000ポイント還元」となるので、年会費が33,000円をほぼ取り戻すことができます。
「積み立て投資に使用すれば実質3,000円でプラチナカードを持てる!」これはすごいことです。
2024年からは『新NISA』が始まるのでさらに投資する人は増えるでしょう。
投資の仕方で第一候補に挙がるのが三井住友Oliveプラチナプリファードになるのです。
SBI証券口座の開設がまだの方は作成しておきましょう。
三井住友でもう1つの人気カード「三井住友カードゴールドNL」
もう1つ大人気のクレジットカードがあります。
その名も「三井住友カードゴールドNL」です。
こちらの特徴は、
- 年会費5,500円かかるものの1年間の決済が100万円を超えれば以後の年会費は永年無料になる(通称「修行」)
- 積み立てで付くポイントは1%(プラチナプリファードは5%)
となっています。
果たして、「ゴールド」と「プラチナプリファード」どちらを選ぶべきなのか。
プラチナプリファードの年会費33,000円と、修行達成済み年会費永年無料になったゴールドNLのどちらがおトクなのか。
損益分岐点が気になるところです。
種別 | ゴールドNL(Oliveゴールド) | Oliveプラチナプリファード |
---|---|---|
カードの見た目 | ||
通常還元率 | 0.5% | 0.5% |
100万円使用毎に 追加ポイント | 100万円使用時に1回 +10,000ポイント | 400万円まで最大4回 +10,000ポイント |
年会費 | 5,500円※Oliveなら初年度無料 (1年100万円使用で永年無料) | 33,000円※初年度無料 |
SBI証券 積立還元率 | 1% | 5% |
その他特典 | 選んだお店で+0.5% 海外・国内旅行傷害保険 最高2,000万円 | プリファードストア+1~9% 海外・国内旅行傷害保険 最高5,000万円 |
※三井住友カードゴールドNLによく似た「三井住友銀行Oliveゴールド」もあります。
「100万円で永年無料・積立で1%ポイント還元」の条件は一緒です。
引き落とし口座が三井住友銀行に限られてしまいますが、「初年度年会費無料」なので作成しやすいです。
結論:180万円を超えればプラチナプリファードの方がおトク
結論としては「年間180万円以上クレジットカードで決済する人はプラチナプリファードの方がおトク」となります。
こちらは貰えるポイントを考慮したグラフになります。
ゴールド | 25,000ポイント |
プラチナプリファード | 25,000ポイント |
条件
・ゴールドは年間100万円使用で永年無料達成済み 年会費0円
・プラチナプリファードは年会費33,000円
・どちらも毎月5万円ずつSBI証券で積立投資
ゴールドは還元率1%、プラチナプリファードは還元率5%
1度100万円修行を達成したゴールドを追い抜く損益分岐点は185万円になり、なかなか大変です。
現実的には200万円を超えることができればかなりおトク
なお、三井住友カードゴールドもプラチナプリファードも
- 通常の還元率は0.5%
と、クレジットカードの還元率としては大したことがないです。
年会費無料の楽天カードの還元率は1%なので、普通に使うなら楽天カードの方が良さそうです。
それなのに人気な理由は、
- 100万円達成時に10,000ポイント貰えるので実質還元率1.5%となる
という点があります。
100万円修行達成を目指すと永年無料特典と同時に追加10,000ポイントがあることからがんばれるのです。
さらにプラチナプリファードのみが優位な点があり、
- 200万円利用達成でさらに+10,000ポイント貰える
のです!
ゴールドは100万円達成時の10,000ポイント1度きりですが、プラチナプリファードは400万円まで4回10,000ポイントがもらえます。
損益分岐点は185万円ですが、200万円使用時には
ゴールドNL | 26,000ポイント |
プラチナプリファード | 37,000ポイント |
となり、貰えるポイントの差が1万ポイント以上に大幅に広がります。
「クレジットカードで200万円以上決済するつもりがある!」という方が作成するとものすごくおトクと言えます。
達成できない場合でも、「積み立て投資に使用すれば実質3,000円でプラチナカードを持てる!」というのは利点です。
1年目はゴールド、2年目はプラチナプリファードがおすすめ
クレジットカードの年間平均使用額は60万円程度と言われており(参考記事)200万円の決済はかなり難しいと思われがちです。
ですが、最近はQRコード決済にクレジットカードを登録するなど、ありとあらゆる決済をクレジットカードに紐づけすることで達成不可能な数字ではありません。
少しずつ前に進む作戦としては
- まず1年目は三井住友ゴールドNLで年間100万円の修行を達成する
- その後「200万円も達成できそうだな・・・」と思われた方は2年目にプラチナプリファードに挑戦
という2段階の作戦も良いと思います。
「プラチナプリファード」は2種類ある
三井住友『プラチナプリファード』も実は2種類あります。
- 三井住友銀行のキャッシュカード・デビットカードとクレジットカードが一体化した
「Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード」 - クレジットカード機能のみの「三井住友カード プラチナプリファード」
Oliveの方は「引き落とし口座が三井住友銀行に限定される」ものの、現在「初年度年会費33,000円が無料」で、とりあえず作ってみることでプラチナカードを手にすることができます。
Oliveプラチナで年間180万円使えない人はどうすればいい?
200万円もしくは180万円の損益分岐点を超えられない場合はどうすればいいのか検討します。
私は今まで、ありとあらゆる三井住友カード、Oliveフレキシブルペイを作成してきました。
100万円を使用できそうならゴールド
年間100万円使用の修行を達成できそうな方はゴールドを作成するべきでしょう。
Oliveフレキシブルペイゴールドも初年度年会費無料です。
こちらは
SBI証券の毎月積み立てで付くポイント 1%
低金利の銀行に預けておいても全く金利が付かない時代に、購入するだけで1%ポイントが付くのは画期的なことです。
100万円到達できそうでなければノーマル
100万円に到達しそうにない、とりあえず様子見をしたい場合は、年会費無料のノーマルを作成するとよいでしょう。
こちらは、
SBI証券の毎月積み立てで付くポイント 0.5%
ですが、年会費無料のクレジットカードを作って資金移動し投資するだけでポイントが付きます。
何もしないよりはるかに良い選択です。
Oliveプラチナで損益分岐点を下げることはできない?
180万円はどうしても無理!という方でも、生活スタイルや日用的に使用するお店によっては、さらに低い額でおトクにすることもできます。
特別ポイントを考慮すれば損益分岐点はさらに低くなる
家族ポイントや、特約店でのポイントを考慮すると、損益分岐点はさらに低くなります。
プリファードストア一覧(+1~+9%ポイント加算)
マクドナルドやすき家で+6%がアツいですね。
家族ポイントでもっとおトク!(家族を登録ごとに+1%、最大5人まで)
上記と併用して使うこともできます。
給与・年金受取特典(毎月200ポイント)
給与振込口座にするだけで毎月200ポイントもらえます。
「給与振込口座を三井住友銀行にできる」
「家族まとめてOliveアカウントを作成できる」
「コンビニやマクドナルド、すき家などを何回も使う」
という方は、年間180万円使用せずとも、おトクになります。
なにより積立投資するだけで30,000ポイント付くので、年間33,000円かかっても実質3000円でプラチナカードが所有できる!という目的だけで契約するのもOKでしょう。
三井住友プラチナプリファードの損益分岐点まとめ
プラチナプリファード、ゴールド、ノーマルのどれを作ればよいか、まとめておきます。
「年間180万円以上クレジットカードで決済する人はプラチナプリファードの方がゴールドよりおトクになる」
「年間200万円以上使うならプラチナプリファードはゴールドより1万1千ポイントもおトク」
「年間100万円以上使うならゴールド作成で永年無料を狙おう」
「年間100万円使わない人も新NISAで投資に備えてノーマルは作っておこう」
となります。
Oliveの種別 | ノーマル(一般) | ゴールド | プラチナプリファード |
---|---|---|---|
カードの見た目 | |||
通常還元率 | 0.5% | 0.5% | 1% |
100万円使用毎に 追加ポイント | なし | 100万円使用時に1回 +10,000ポイント | 400万円まで最大4回 +10,000ポイント |
年会費 | 0円 | 5,500円※初年度無料 (1年100万円使用で永年無料) | 33,000円※初年度無料 |
SBI証券 積立還元率 | 0.5% | 1% | 5% |
その他特典 | 選んだお店で+0.5% | 選んだお店で+0.5% 海外・国内旅行傷害保険 最高2,000万円 | プリファードストア+1~9% 海外・国内旅行傷害保険 最高5,000万円 |
繰り返しになりますが、プラチナプリファードをおトクに使うなら「SBI証券を開設して積み立て投資をする」ことが前提です。
もしSBI証券口座を作成していない方は、申し込んでおきましょう。